背面地盤の劣化を、
低コストで"定量化"する
ペネログデバイス(Penelog)
自由打撃簡易貫入試験は、従来の貫入試験が実施しづらい急傾斜地等での適用を想定して開発された、自由な方向に実施できる小型の貫入試験です。
ただし現場では、搬送負担と打撃の強弱によるばらつきが「比較・説明・意思決定」を難しくします。
ペネログデバイスは、手首の加速度から打撃力を推定し、試験値を簡易補正する補助装置です。
- 打撃の強弱を簡易補正(標準打撃力からの乖離を補正)
- 現地で結果表示・保存・出力(CSV等で外部転送可能)
- 端末込みセット販売(ウェアラブルデバイス+スマートフォン)
- "中間レベル(レベル2)"の現場解(軽量化と比較可能性のバランス)
「導入相談」「見積依頼」「仕様確認」「試用・デモの相談」など、用途は問いません。未確定でもお気軽にどうぞ。
このページでわかること
- なぜ背面地盤の劣化評価が難しいのか(典型的な詰まりポイント)
- ペネログデバイスの測定原理と「簡易補正」の考え方
- 測定レベルの整理(レベル1〜3の選び分け)
- 現場での使用手順と出力データのイメージ
- 価格・導入形態・サポートについて
現場で起きがちな「3つの詰まり」
立場は違っても、現場で起きる課題は驚くほど共通しています。
1. 機材が重くて、現場に持ち込めない
従来方式では、ロガーやバッテリ等の機材が増え、斜面搬送が負担になります。安全面・作業性の面で試験点数が伸びづらく、調査範囲が限定されがちです。
2. 打撃の強弱で、データが比較しづらい
同じ地盤でも、試験者の打撃が強い/弱いで打撃回数が変わり、"見かけの抵抗"がぶれます。結果の説明や判断に時間がかかり、担当者によって結果が変わる(再現性の低下)という問題が生じます。
3. 現地で判断できず、手戻りが起きる
その場で結果が見えないと、追加試験や位置変更の判断が遅れ、再訪問や工程延長につながります。「帰社して初めて分かる」状態では、効率的な調査計画が立てられません。
提案:自由打撃簡易貫入試験を「軽量 × 比較可能」に整える
自由打撃簡易貫入試験では、専用ハンマーで貫入ロッドを打撃し、10cm(または設定ピッチ)貫入に要した打撃回数が試験値(貫入抵抗)となります。一般に、試験値(貫入抵抗)が低いほど地山が劣化(土砂化)していると評価されます。
ペネログがすること(現場DXの最小セット)
- 手首の加速度を計測し、打撃力を簡易推定
- 標準打撃力からの乖離に応じて、試験値を簡易補正
- 打撃回数の自動検知(補助機能:必要に応じて手動補正)
- 現地で結果表示 → 保存 → 外部出力(CSV等)
- 経験式による既往貫入試験のNd値への換算
(試作中の画面であり、製品の画面とは多少異なります)
構成(端末込みセット)
- ウェアラブルデバイス(専用アプリPenelog インストール済)×1
- スマートフォン(専用アプリPenelog インストール済)×1
※アプリ単体(ダウンロードのみ)の販売は行っておりません。
※試験機本体は坂田電機株式会社様にて販売中です(本体は別途)。
本製品は簡易補正を目的とした中間レベル(レベル2)。高精度が必要な場合は従来方式(レベル3)が適します。
測定レベルの整理(意思決定に必要な比較)
測定精度と現場負担のトレードオフを整理すると、以下の3レベルに分類できます。
レベル3(高精度)
方式:データロガー等で打撃力の物理量を測定
特徴:高精度/装備・搬送負担が増えやすい
向く場面:精度最優先、品質規定の基準測定
レベル2(本製品)
方式:加速度から打撃力を推定して簡易補正
特徴:軽量化と比較可能性のバランス
向く場面:急傾斜地・多数点スクリーニング・維持管理の効率化
レベル1(最簡易)
方式:装置単体で簡易推定
特徴:最軽量/ばらつきが出やすい
向く場面:概略把握、予備調査
高精度な代替ではなく、簡易補正を目的とした"中間レベル"の現場解。それでも、急傾斜地・多数点スクリーニング・日常点検の現場では、軽量化と比較可能性が大きな価値になります。
使用手順(現場での流れ)
- 測定用器具セットを準備します
- Penelogスマートフォンデバイスを起動して測定用アプリケーションを起動します
- Penelog腕時計デバイスを腕に装着して測定用アプリケーションを起動します
- Penelogスマートフォンデバイスで測定条件を設定後、測定を開始します
- Penelog腕時計デバイスから出るメトロノーム音のリズムに沿って打込みを行います
- 所定の長さを打ち込み後、測定を停止します
- 測定波形含む測定結果を確認後、測定結果をデバイスに保存します
※現場で結果を見ながら、次の打撃(次ステップ)へ進めます。「帰社して初めて分かる」を減らし、現場で判断できる状態を目指します。
試験結果確認
測定結果は端末内に保存され、外部端末へ転送して整理できます(CSV等を想定)。
想定用途:鉄道だけでなく、道路・ダム・のり面調査にも
こんな現場に
- 急傾斜地等で、既往の貫入試験の作業が難しい箇所
- 法面構造物の背面地盤の劣化程度・範囲を低コストに把握したい
- 多数点の調査を短時間で回したい(スクリーニング)
- 結果を"説明可能な形"で残したい(記録・出力)
現場の声(参考)
- 「鉄道以外にも活用できる」
- 「のり面調査で使用したい」
- 「道路・ダムの需要も高そう」
- 「100万円未満だと上司への説明ハードルが下がる」
※上記は展示会等での参考意見です。用途適合は現場条件・運用条件により異なります。
価格・導入形態
ペネログデバイス(端末込みセット)
50万円(予定)
ウェアラブルデバイス+スマートフォン(各端末に専用アプリ Penelog インストール済)
※アプリ単体(ダウンロードのみ)の販売は行っておりません。
※導入に必要な数量(複数セット)や運用の前提に応じてご相談ください。
自由打撃簡易貫入試験機(本体)
案件ごとにお見積り
試験機本体は別途ご準備ください(坂田電機株式会社様にて販売中)。
初期設定、操作講習、現場立ち上げ支援、試用(デモ)の可否・条件は、現場条件や運用体制により異なるため、まずはご相談ください。現時点では提供形態を整理中のため、個別にご案内します。
開発・知財情報
研究開発・監修:公益財団法人 鉄道総合技術研究所 防災技術研究部 地盤防災研究室
製造・販売:株式会社ジェイアール総研情報システム(JRSI)
特許:第7190396号
試験装置のハードウェアについては坂田電機株式会社様にお問合せください。
よくある質問(FAQ)
-
ペネログデバイスは何をしてくれる装置ですか?
自由打撃簡易貫入試験における打撃動作(手首の加速度)を計測し、打撃力を簡易推定して標準打撃力からの乖離に応じて試験値を簡易補正します。現地で結果表示・保存・外部出力が可能です。 -
高精度な打撃力が必要な場合は?
本製品は簡易補正(レベル2)を目的としています。高精度が必要な場合は、データロガー等を用いた従来方式(レベル3)をご検討ください。 -
打撃回数の自動検知は完全に正確ですか?
検知は補助機能です。実測との差異が確認された場合は、手動で補正してください。 -
アプリだけ購入できますか?
できません。端末込みセット販売となります(アプリのダウンロードのみの販売は行っていません)。
関連製品
現場の「重い・ぶれる・判断しづらい」を、減らしませんか?
ペネログデバイスは、自由打撃簡易貫入試験を"現場で回る形"に整える補助装置です。
現場条件(斜面条件・点数・運用フロー)を伺ったうえで、最適な導入形態をご提案します。
- 導入相談・見積依頼
- 仕様確認・適用可否
- 試用・デモの相談(可否含めて)
- 技術相談
※自由打撃簡易貫入試験機(本体)については坂田電機株式会社様へお問い合わせください(営業部:042-464-3711)。